2005-02-21
消化力
生命はなんでも消化し、自らの栄養にしてしまう。量的に適度に吸収し、十分消化に時間をかければ自分のものにしてしまう。荒廃した大地も、水さえあれば生命が生れ、繁殖する。植物が生育すれば、小動物が生れ、食物連鎖にしたがって大きな動物も生活できるようになる。この自然のバランスが崩れると生命は生存が危うくなる。ほとんどの有機物、無機物は生命にとって必要なものとなっている。大量に摂取すると毒になるものでも適度にとれば、長命をもたらす。
2005-02-19
認識と操作
混沌とした環境に人類固有の整理分類を行うには言語が密接にからんでいる。世界の範疇化に語彙の多様性があるように範疇を操作する文法にも多様性がある。「ワケル」という分類行動は「ワカル」ことによって固有の様式を生み出し、価値観、意味づけ、イメージ、知識、経験がむすびついていく。言語にはこうして文化が埋め込まれる。言葉とそれを操作する規則を共有するだけでなく、範疇にむすびついた文化の共有があってはじめて相手の行動や反応を予測しうる。
2005-02-15
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